自民党総裁選挙。きのう、愛知県名古屋市で、過去最多となる9人の候補者が、告示後初めて街頭演説を行った。持ち時間は、1人10分。会場には開始3時間前から人が集まり始め演説直前になると人だかりとなった。入場前には、厳しい所持品検査が行われた。投票権を持つ自民党員ですら、中に入れない状況に。候補者は、届け出順にマイクを握った。高市早苗経済安保相は、およそ10分の持ち時間のうち7分近くを使って、経済財政政策を訴えていた。小林前経済安保大臣が最も時間を使ったのは、トップに立つことへの意気込み。林官房長官は、経済財政政策に時間を割いた。小泉進次郎元環境相は意気込みに時間を割いたほか、政治改革の必要性を強調した。小泉氏の演説が終了すると、会場を後にする人が多く見られた。上川外務大臣は初の女性総理を目指す意気込みを語った。加藤元官房長官は「国民所得の倍増に命懸けで取り組む」とし、経済財政政策に最も時間を割いた。河野デジタル大臣はデジタル化への意気込みと実績に、石破茂元幹事長は外交安全保障の分野に時間を割いた。茂木敏充幹事長は経済財政政に時間を割き、策聴衆を気遣ってか、持ち時間を3分以上残して締めくくった。最後は、9人全員で登壇してアピールした。