自民党総裁選まであと2日。政治部官邸キャップ・平本典昭が今後の展開、議員票の争奪戦、決選投票に向けた“暗号作戦”について解説。候補者の乱立、派閥の締め付けがなくなったことなどで誰が勝つのかまだ読めない状況。ここまでは石破氏、高市氏、小泉氏の3強の戦い。麻生氏は石破氏とは禍根があり、高市氏を支援するとの見方がある。小泉氏は菅氏が支援。安倍政権時、菅氏と麻生氏は路線対立した関係。多くの議員が岸田首相は石破氏、小泉氏で悩んでいるとみている。河野氏、高市氏は議員宿舎に籠って電話をかけ議員票獲得に奔走。帰国した岸田首相は留守電の多さに驚いていたという。別の議員もきのうだけで投票依頼の電話が1日約50件あったと話す。決選投票に向けた“暗号作戦”の動きがあり、3つの数字「5123」(=こいずみ)、「148」(=いしば)、「378」(=さなえ)を使う案が浮上。総裁選は1回目の投票で決まらなければ上位2人による決選投票。1回目と2回目の決選投票の間、同じ席で待機するルールがあり、陣営幹部がメンバー間のルールとしてメールで暗号を知らせる準備を決めているという。“脱派閥”で派閥の指示が批判を受ける可能性もあり慎重になっているということもある。各陣営の駆け引きはさらに激しさを増しそう。