小泉農林水産大臣は、全国味噌工業協同組合連合会会長と面談した。全国味噌工業協同組合連合会側は、要望書を提出したうえで、コメの加工メーカーにおいても、コメの不足感や価格高騰の問題に直面している、今後の原料の手当がスムーズにいくのかどうかなど、経営に直撃する場面が多くなる、コメ加工メーカーに対する配慮もお願いしたいなどと要請した。さらに、全国味噌工業協同組合連合会側は、加工メーカーではMA米も使っているが、国産米の要望が強い、輸出にも力を入れているが、輸出向けの味噌の原材料は国産のほうが、国内の農業にも波及効果が生まれるはずで、国産にこだわって作っていきたいなどと訴えた。これを受け、小泉大臣は、今回は、備蓄米・MA米・助成金の3つが要望としてある、きょう、皆さんの意見を聞きながら対応を考えていきたいなどと話した。MA米はミニマムアクセス米のことで、日本が海外から最低限輸入しなければならないコメ。毎年玄米77万トンを輸入していて、この枠は関税がない。