農水省が発表した備蓄米を含むコメの価格(原則5月29日時点、価格は税抜き・中央値)を紹介。最安値は北海道で3215円、最高値は三重・静岡で4280円。流通経済研究所・折笠主席研究員によると「備蓄米の倉庫は東北や関東に多く西日本に運ぶと輸送費がかさむ。東海地方が最高値の理由は、途中で高速道路を降りるなどして輸送費が余計にかかる」という。きょうの農水委員会で「大手の卸売業者は営業利益が前年比500%の会社もある」と指摘され、小泉農水相は「コメの流通は極めて複雑怪奇、ブラックボックスがある。コメの流通を可視化させたい」などと述べている。橋本五郎は「早く解明しなさいと言いたい」とコメント。一方で民間輸入米が急増。精米の輸入量はことし4月6838トンで2024年度全体の2.3倍。政府が輸入するミニマムアクセス米(無関税)77万トンとは別に民間事業者らが輸入している。コメを輸入する商社はことし12月までに約2万トン購入、「輸入米に関税を支払ったとしても採算が取れる」と話している。