宇都宮大学農学部助教・松平尚也さんに話を聞いた。精米というのが1か月の賞味期限の中でお米がいろんな種類がどんどんきてしまっているということで、小泉農水大臣が目詰まりと言っているのは、精米するところが手一杯になってしまっている。松平さんは「江藤備蓄米も精米能力がコメの消費が減る中で上限があって、もうすでに全国の精米施設は約9割が稼働率を超えているという状況で、そこにさらに20万トン放出する意義というのが私は見出だせなかった。さらに8月までに売らなければいけないと。現場の声としてはそこまでに間に合うかというのがある。ジャブジャブ出すといっても、現場の課題と農業政策全体と整理して放出しないと、食料安全保障としても10万トンしか残らなければ、5日分しか持たないということになる」と話した。