九州場所できのう初優勝を果たした大関・琴櫻は、来年1月の初場所は横綱昇進に挑む。琴櫻は「賜杯をいただいた時も本当にうれしかった」と語った。琴櫻は九州場所で、豊昇龍との大関どうしの千秋楽の相星決戦を制して初優勝を果たした。来年1月の初場所は、祖父・元横綱琴櫻に並ぶ横綱の地位に挑む場所となる。琴櫻は「やるしかない」と語った。横綱審議委員会は、琴櫻に加え、13勝を挙げて優勝に準じる成績だった豊昇龍も含めて、横綱昇進への期待を示した。横綱審議委員会・山内昌之委員長は「“ダブル昇進”はありえる可能性は全く排除していない」と述べた。一方で横綱審議委員会は、2場所連続で休場した横綱・照ノ富士について「日頃の精進や努力を勘案して、来場所など土俵に復帰することも含めて最善の判断をするよう期待している」と述べ、本人の意思を尊重する考えを示した。