2日、米国・ロサンゼルスで行われたアカデミー賞の授賞式。作品賞にはニューヨークで暮らすストリップダンサーとロシアの財閥の御曹司との出会いを描いたショーン・ベイカー監督の「ANORAアノーラ」が輝いた。日本からは3作品がノミネートされていたが、いずれも受賞を逃した。長編ドキュメンタリー賞に輝いたのはパレスチナ人とイスラエル人の若きジャーナリストの友情を描いた「ノー・アザー・ランド故郷は他にない」。監督を務めたイスラエル人のアブラハームさんは受賞スピーチで、“民族間の優位性ではなく、それぞれの権利が認められるべき”と訴えた。ガザの住民の移住など民族浄化との指摘もあるトランプ大統領の提案を批判しているとみられ、大きな拍手が沸き起こった。米国・ロサンゼルスの映像。