過去10年、ハリウッドで製作された映画の世界興行収入を主要キャストの人種割合別に分析したものをみると、2016年までは白人が多い作品がヒットしてきたが、その後は多様性を反映した映画の方がヒットするようになってきた。長谷川朋子さんはアメリカ社会ではアジア系やヒスパニック系などの人口が急増している、ハリウッドではマーケティングを重視しているため作品に反映していくのは当然の流れだとした。政府の戦略会議で是枝監督・山崎監督らは、持続的な労働環境整備、クリエイター育成の高等教育機関をつくる、国外展開のエージェント強化などを提言している。長谷川朋子さんは海外と日本の文脈を理解して、国際感覚をもった人材を作ることが大事だと話した。