梅雨に入り雨の日が増える中、横断歩道での交通事故を防ごうと、園児を対象にした交通安全教室が山形市内で開かれた。この交通安全教室は、雨の日は運転する側も歩行者も視界が悪くなり、横断歩道での事故が起こりやすいことから、山形市内の企業が毎年開いていて、市内のこども園から19人が参加した。園児たちはまず県の交通安全専門指導員から、傘を肩にかけてさすと後ろ側の視界が悪くなったり、周りの音が聞こえにくくなるうえ、運転手からも見えにくいので、傘を水平にさすことが大事だと教わっていた。この後、園児たちは実際に横断歩道の前まで行き、車が来ていないことを確認してから傘のさし方に注意して渡っていた。警察のまとめによると、去年県内で起きた交通事故は約2500件で、交差点での事故が6割を占めているという。