パリ五輪に臨むサッカー男子の日本代表18人が発表された。オーバーエイジの招集はなく、4大会ぶりに全員が23歳以下の選手となった。中盤の要は、藤田譲瑠チマ選手。パリ五輪アジア最終予選では、キャプテンを務め、正確なパスで攻撃の起点となった。FW・平河悠選手は、抜群のスピードが持ち味。J1では、首位のFC町田ゼルビアをけん引。平河選手は「チームみんなが同じ方向を向いてやることが、目標達成にはだいじ大事」と述べた。エースストライカー・細谷真大選手。最終予選は2試合連続ゴールで、パリへの切符をつかみ取った。細谷選手は「ゴールをとってチームの勝利に貢献できるような活躍をしたい」とコメント。日本代表・大山剛監督は、23歳以下の選手のみでチームを構成したことについて「チーム力がいちばんマックスに持っていける人選をした」と述べた。細谷選手や藤田選手など、この年代で主力を担うメンバーを中心に、積み上げてきたものを生かしたいと話した。パリで目指すのは、1968年のメキシコ五輪銅メダルを超える過去最高の成績。一方、この年代の代表で長くプレーしてきたFC東京・松木玖生選手は選ばれなかった。山本昌邦ナショナルチームダイレクターは「移籍の可能性があり、五輪期間中に招集できる確約が取れなかった」と述べた。