東京のスーパーでは海外産の真ダコが100g399円で販売されており、国産牛リブロースステーキ100g328円より高かった。卸値も冷凍タコは1kg1668円、和牛は1kgあたり約1600円でタコの方が高い。この10年、輸入タコの価格は2倍以上に上がっている。背景には主要な輸入先のモロッコやモーリタニアの環境の変化や乱獲の影響で漁獲量が全盛期の約6割程度に減少していることがある。ほかにも円安や欧州でタコの人気が上昇していること、中国でたこ焼きブームが起きていることで日本が“輸入タコ”の買い負けをしている。東海大学海洋学部・山田吉彦教授は「円安などの影響で高騰した価格は今後1年くらいは続くだろう」と話す。石山アンジュは「日本の漁業をどう維持していくかが問題。」、結城東輝は「タコの購入料などは西日本が多く、関西にとってはタコは安いものなので値上げしづらい。」、玉川徹は「発祥は明石で、大阪が真似たとされている。かつて安いものの組み合わせだったのが、円安により高くなっている。」などと話した。