琵琶湖疏水には遊覧船出来る船が出ている。とよた真帆は疎水にある乗り場から船に乗船した。船は山へ向かってまっすぐ。2つ目の国宝に西洋の城郭を思わせる第1トンネルは国宝に選ばれた。ひっそりと開く門の上には初代内閣総理大臣の伊藤博文が異貌した扁額が。気象萬千は、様々に変化する風光は素晴らしいという意味。琵琶湖疏水が国家プロジェクトだった証。全長は2444m、完成当時は日本一の長さだった。明治14年には京都府知事となった北垣国道の扁額があった。壁はかつてレンガ造りだったが昭和の大改修でコンクリートになった。トンネルは機械を使わずに人力とダイナマイトで掘り進められた。湧き出る大量の水と戦い時には犠牲者も出たが5年で完成させた。トンネルを抜けると自然へと抜ける。ここは京都屈指の紅葉の名所と知られる山科区。秋が深まると、美しい情景に。次んに見えてきたのは第2トンネル。これも国宝だという。そこにも扁額があり 外務大臣の井上馨の扁額。最後の第3トンネルも国宝で、大蔵大臣の松方正義の扁額が。
