陸上20キロ競歩の日本選手権で男子の山西利和選手が世界記録をマークする快挙を達成した。周回コースで争われたレース。東京オリンピック銅メダルの山西は中盤以降、抜け出しこれまでの世界記録を26秒更新する1時間16分10秒でフィニッシュして優勝。ことし9月に東京で開かれる世界選手権の代表にも内定した。山西は愛知県の実業団に所属する29歳。3年前の世界選手権で日本選手として初めて2連覇を達成した。しかし、去年の日本選手権でまさかの失格、パリオリンピックの出場を逃していた。悔しさを糧に、きょう同じ大会で大記録を打ち立てた。