小泉大臣は長年のタブーでもあったコメの増産を主張する。生産調整を重視するJAとどう向き合うのかが問われている。参議院農水委員会で立憲民主党・羽田次郎議員は「農協という組織をどう捉えられているのか」と質問。小泉進次郎農水大臣は「課題があることも事実」などと述べた。5月29日にはJAの幹部らと会談、小泉大臣は「消費者のコメ離れを防ぐ思いは同じ」、JA全中・山野徹会長は「我々も全く同じ考え」などとコメントした。コメの増産に伴う避けて通れない課題も突きつけられている。価格が下がりすぎたときに農家をどう守るか。立憲民主党・野田佳彦代表は衆議院農水委員会で「コメ農家に交付金を交付する直接支払制度を導入したらどうか」と提案。しかし、小泉大臣は補償制度については言及を避けた。