岐阜県岐阜市の、のぼり旗や大漁旗など染め物を制作している旗店から中継。相撲ののぼり旗を年間800本以上を制作。下書きでは枠を基準に描くが、はみ出すくらいお客さんに入っていただきたいという願いなどからはみ出して描かれている。のぼりは下から見上げるので、上は大きめに描いている。下書きののち、もち米や米ぬかなどから作った糊で文字の縁取りをする。縁取りが終わると染める工程に入る。色使いにルールもあり、力士の黒星を連想させないために黒は使わないという。染料が終わると手洗いの作業。糊が取れて真っ白な枠になる伝統技法を、美濃筒引き本染めという。こうした旗作りの技術を多くの人に知ってもらうと作られているのが、相撲ののぼり旗を再利用したバッグ。今後は、昔の技法を守りつつこれからの新しいお客さんに喜んでもらえるよう企画しながら若手と協力しながら色んなものを作っていきたいという。