岐阜県は、石炭の代わりに牛ふんや木くずなどから作る固形燃料“バイオコークス”を使った場合の二酸化炭素排出の削減効果などを報告書にまとめ、国に提言を進めることになった。岐阜県は地域の資源を生かしたエネルギーの普及を目指そうと去年、企業や飛騨地域の自治体などと研究会を立ち上げ、このバイオコークスの実用化に向けた調査などを報告書にまとめた。それによると、木くずのバイオコークスは関市の車の金属部品工場の炉で、燃料の石炭を最大1割までバイオコークスに代えても、炉の温度を保てることを確認したと報告している。また下呂市などで製造する牛ふんのバイオコークスは、製造や運搬も含めた二酸化炭素排出量を試算したところ、石炭より7割削減できるとしている。水分が多い牛ふんは乾燥させれば、輸送時の排出量をさらに抑えられるとして、国に対し乾燥設備の整備などへの財政支援を提言するとしている。
