岡山県のポツンと一軒家を訪れ、主の與一さんに話を聞いた。今は夫婦ともに仕事を引退し気ままな余生を過ごしているという。母屋の中を見せてもらった。玄関を入ると和室が二間続いていた。仏壇の上には娘姉妹の写真が飾ってあった。子どもたちはこの家から学校までスクールバスで通っていた。朝は麓のバス停まで與一さんが送っていた。ガスはプロパンで水道は井戸水を引いていた。長女の子どもは3姉妹で、次女も出産間近だという。離れて暮らす長女の京子さんと電話を繋いだ。体の自由がきかなくなったら呼んで同居したいがお父さんが離れないので元気なうちは様子を見に行くくらいにしていると話した。與一さんは最後まで集落をお守りする気持ちだと話した。