参議院選挙投開票まで1周間を切った。4つの議席を19人で争う全国屈指の激戦区「大阪」を取り上げる。過去3回の選挙で4議席を自民党、公明党、日本維新の会で分け合ってきた大阪で異変が起きている。自民党の新人・柳本顕氏は「自民党自身が変わらなければならない。お米、ガソリン、電気代、ガス代、こうしたものに対するサポートをしっかりする」、日本維新の会の新人・佐々木理江氏は「社会保険料改革によって国民の皆様の手取りを増やす」、岡崎太氏は「もう一度、エネルギーを与えて下さい」と演説した。一方、前回の衆議院選挙で全敗した公明党や唯一の現職候補が背水の陣で臨む。公明党の現職・杉久武氏は「我々はしっかりと減税も給付も全力で取り組んでいきたい」と演説。参政党は保守層の「受け皿」を狙う。参政党の新人・宮出千慧氏は「まずは日本国民の懐を豊かにする。そして日本人の命を守る」と演説。一方、追う展開となっているのは2人の無所属候補と、1本化せずそれぞれで戦う野党候補。無所属の新人・世良公則氏は「あなたの『推し』を押し上げてこの国を変える一歩にしましょうよ」、共産党の新人・清水忠史氏は「消費税廃止、その一歩として5%減税、必ず実現させていきましょう」、立憲民主党の新人・橋口玲氏は「食料消費税の0%、ガソリン暫定税率の廃止、もう一歩のとこまで来ました。参議院が交代すればこれが変わります」、国民民主党の新人・渡辺莉央氏は「103万円の壁を所得制限なく178万円まで引き上げること。皆さんの手取りが増える夏にしたい」、無所属の新人・東修平氏は「しがらみだらけの政党政治に終わりを告げて、国民の皆さんの声がまっすぐに届く政治を実現していく」、れいわ新選組の新人・椛田健吾氏は「一貫して訴えてきた消費税の廃止。1年間で1世帯当たり20万円から30万円手取りが増えるんです」と演説した。