- 出演者
- 米澤かおり 中西希 刈川くるみ 安村直樹 並木雲楓 井上幸昌
オープニング映像。
きのう行われた参議院選挙を中心に伝える。これまでの獲得議席について、現在8議席が決まっていない。
参議院選挙の獲得議席数について、自民党が37、公明党が8、立憲民主党は21、日本維新の会は6、国民民主党は16、れいわ新選組は3、共産党は3、参政党は12、社民党は1、保守は2、その他は9。参政党が大きく躍進する形。石破総理が勝敗ラインとしている50議席まではまだ到達していないという状況。
石破総理に直撃。石破総理は、まだ開票が続いている最中。多くの課題がある。責任の果たし方というのは国家に対する責任、比較第一党としての責任はきちんと果たしていかないといけない。野党との連携の可能性について、いろんな法案、予算を成立してきた。民主主義にとってはあるべき姿だと思っている。下野するという選択肢は?ない。何議席までとれたら続投というバーはあるか?そのようなことは申し上げるべきではないと述べた。
参議院選挙で自民、公明の与党は非改選議席とあわせて過半数割れが確実。日本テレビ・政治部・井上氏によると、与党は序盤から過半数微妙、中盤調査でも厳しい情勢だった。これを挽回できないまま投開票日を迎えた。政権幹部によると、動員では人が集まっているが熱気がない。とんでもない逆風が吹いているという話をしていた。羽田内閣でも衆参ともに過半数がない状況だった。この時野党だった自民党が民意を反映していない政権だとして内閣不信任案を出す。可決しそうだとして羽田内閣は退陣。少数与党には厳しい情勢。参政党が躍進したことについて、ある自民党も旋風が吹いていた。保守層の受け皿になっていたとの感想を漏らしていたという。国民民主は16、立憲は21議席を獲得。国民は4倍の16議席。立憲について比例代表では風が吹いていなかった。勢いは国民民主、参政か。今回の選挙は「何とかしてくれ!」という民意の爆発だったのではないかなどと話した。
「NNN戦後80年プロジェクト いまを、戦前にさせない」の告知。
32人が立候補した東京選挙区。7つの議席をめぐり激しい選挙戦が繰り広げられた。さや候補の人気が加速。2人の当選を目指す自民党。新人の鈴木大地候補は渋谷で選挙活動。外国人にもフランク。6回目の当選を目指す武見敬三候補が引き連れているのは大勢の警備。規制線に囲まれながらの練り歩き。不倫疑惑などの影響で国民民主党から公認を取り消された山尾志桜里候補は無所属の戦い。玉木代表が引き連れるのは2人の公認候補の牛田茉友候補と奥村祥大候補。東京選挙区は鈴木大地さん、さやさん、牛田茉友さん、川村雄大さん、奥村祥大さん、吉良佳子さん、塩村あやかさんが当選確実。音喜多駿さんは、落選という結果になりました。私自身の力不足などと述べた。
政界を引退した自民党の重鎮・二階元幹事長の三男・伸康は去年の衆院選で落選、リベンジを誓う。総理が来た演説会では空席が目立つ。対するのは無所属の新人・望月良男候補。横にはその二階氏を破った世耕弘成議員の姿が。因縁が再び。和歌山では保守分裂の選挙戦。二階伸康候補は敗戦。望月良男候補が当選。二階氏は、深く深くお詫びを申し上げたいなどと述べた。群馬選挙区では清水真人候補が当選。富山選挙区では国民民主の新人、庭田幸恵候補が当選。自民は18年ぶりの敗北。石川選挙区は宮本周司候補が当選。福井選挙区は滝波宏文が当選。かずえちゃんさんは最後までブレずに伝えきることができたと述べた。岐阜選挙区では若井敦子候補が当選。鳥取・島根選挙区では出川桃子候補が議席を獲得。宮崎選挙区では山内佳菜子候補が当選。鹿児島選挙区では尾辻朋実候補が当選。保守王国鹿児島で自民党が議席を落としたのは結党以来初めてのこと。
比例代表について、自民党の獲得議席は11。特定枠を利用して舞立昇治さん、福山守さんが当選。3番手は犬童周作さん、4番手は山田太郎さん、5番手は橋本聖子さん。立憲民主党の獲得議席数は6。蓮舫さん、岸真紀子さんが当選。国民民主党の獲得議席は6。田村麻美さん、浜野喜史さん、磯崎哲史さんが当選。日本共産党の獲得議席は2。小池晃さんが当選。
浅草の中継映像を背景に天気予報を伝えた。きょうのポイントは「猛暑と雷雨に警戒」。熱中症警戒アラートが東京、埼玉、茨城に発表されている。関東では非常に激しい雨の恐れがあり、低地の浸水、土砂災害などに十分注意が必要。
メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手が、4試合ぶりの第33号2ランホームランを放った。飛距離は今シーズン自身最長タイの約137m。ホームラン数はナ・リーグトップに並んだ。第4打席でもタイムリーを放ち、2安打3打点の活躍だった。ブリュワーズ8-7ドジャース。
東京消防庁と警視庁によると、JR山手線の車両内でスマートフォンのバッテリーが発火して5乗客人がけがをした。JR東日本は山手線、埼京線などJR新宿駅を通る全路線で一時運転を見合わせた。NITE(製品評価技術基盤機構)によると、モバイルバッテリーなどリチウムイオン電池を使用した製品の発火事故は、去年までの5年間で1500件以上報告されている。高温となる場所に放置されたリチウムイオン電池が異常発熱し発火するおそれがあるとして、注意を呼びかけている。
千葉県我孫子市の民家で、同居する父親の背中などを包丁で複数回刺し殺害しようとしたとして、32歳の息子が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された。父親は病院に搬送され重傷。
ドイツ西部・デュッセルドルフで、祭りで打ち上げられた花火が地上の近くで爆発する事故があり、子ども1人を含む19人がけがをした。うち4人は重傷。祭りは事故を受けて早めに終了した。
アメリカ・テキサス州で起きた大規模な洪水で、一時160人以上とされていた行方不明者の大半が無事であることがわかった。当局によると、これまでに135人の死亡が確認され行方不明者は3人となっている。この洪水では当局やトランプ大統領の対応が疑問視されているが、トランプ氏は現地を視察し当局らを称賛したほか、対応を追及した記者を批判していた。
参議院選挙の現時点での各党の獲得議席数をみていく。自民党は38議席、公明党は8議席、立憲民主党は21議席、日本維新の会は6議席、国民民主党は16議席、れいわ新選組は3議席、共産党は3議席。参政党は13議席と、前回より12議席増やして大きく躍進する形となった。今回は自民党と公明党で50議席を取れば過半数に達することになるが、現在の合計は46。石破総理大臣が勝敗ラインとしている50議席までは到達していない状況。
今回の参議院選挙で台風の目となっている参政党がなぜ急激に支持を伸ばしたのか、背景を取材した。選挙戦最終日の夜、参政党・神谷宗幣代表の演説に2万人もの聴衆が集まった。今回の選挙戦で参政党が掲げたキャッチコピーは「日本人ファースト」。神谷代表は47都道府県すべてをまわった。選挙中、神や代表のもとには差別発言や虚偽の発言があったとして、自治体などから抗議が相次ぎ物議を醸した。最後の演説も大荒れとなった。
追い風を受け大きく議席を伸ばした参政党の比例代表の状況は開票74%、獲得議席は6。1番手は梅村みずほ、2番手は安達悠司、3番手は安藤裕、4番手は松田学、5番手は岩本麻奈。
参政党の神谷宗幣代表は記者会見し、「自民党との連立については全く考えていない」と述べた。他の野党との連携については「自民党よりは可能性があるかもしれない」と述べ、今後の国会活動で見極めた上で党員の声を聞いて判断するとの考えを示した。
今回の参議院選挙は新興政党が受け皿になったとみられる。日本テレビ報道局政治部・井上幸昌部長は「東京選挙区のさや候補の取材に行ったところ、年代的に幅広い支持者が集まっている印象だった」などと話した。年代別の比例代表の投票先を見ると、10代~30代は参政党が1位。40代~50代でも2位に参政党、60歳以上でも4位に参政党が食い込んできている。石破内閣を支持しない人の投票先は1位・参政党、2位・国民民主党、3位・立憲民主党。これまでの受け皿は野党第1党の立憲民主党だったが、この座を参政党と国民民主党が奪ったといえる。無党派層の投票先は1位・参政党、2位・国民民主党、3位・自民党。参政党に投票した人の普段の支持政党は1位・参政党、2位・無党派層、3位・自民党、4位・国民民主党。石破政権に不満を抱える保守層が流れてきたとみて良いだろう。今回示された民意は「なんとかしてくれ」という有権者の叫びだが、既成政党はこれに応えられなかった。これに反応したのが参政党で、公約で「皆さんの痛みの原因は税、グローバル化、外国人政策にある」とストレートに訴えた。