パリ五輪後初めて、日本のエースが個人総合で直接対決。パリオリンピックで3冠の岡慎之助の強みは、演技の美しさ。決勝ではEスコアが24選手のなかでトップだった。もう一人のエースが、東京五輪2冠の橋本大輝。去年のパリオリンピックではけがの影響もあり6位だったが、11月の全日本種目別選手権では鉄棒で岡慎之助を抑えて優勝した。今大会5連覇を目指す。橋本大輝は、平行棒を高難度の技構成でこの日の最高得点をマークする。鉄棒では岡慎之助が、技の難度は劣るもののEスコアで得点を伸ばし橋本大輝を上回った。最終種目を残して0.5ポイント差で橋本大輝がトップだったが、岡慎之助が逆転し予選トップで決勝に進んだ。