サッカー男子日本代表を強くした4つの化に迫る。1つ目は進化。森保監督は海外リーグを日常とする選手の増加を挙げた。海外選手の強さだけでなく、弱さも言えるという。アジアカップメンバー26人のうち21人が海外組。W杯に初出場した時の岡田監督はスタートラインが他国より5mくらい後ろだったと語っている。名波浩さんも同じように感じたので海外移籍したと語っている。それから25年が経ち、現代表の冨安健洋は結局は日常が出ると語った。海外組だけでなく、国内組も頭角を現し、森保監督は既に2~3チーム分の選手層があると嬉しい悲鳴をあげている。選手選考の基準はまず「個のチカラ」が重要だが、「人と繋がる能力」も重視している。海外を経験した選手は同じサッカーでも別競技と語っている。根幹はボールの奪い合いだという。2015~18年に日本代表を率いたハリルホジッチ監督は以前に番組に出演した際にデュエルの重要性を語っていた。デュエルといえば、ブンデスリーガで2季連続のデュエル王を獲得した遠藤航。以前に出演した際に「迷ったら行く。その経験によって少しずつ守備範囲が広がる」と語っている。日本人は自分で判断できない国民性とされ、元代表監督のジーコもミスを恐れてプレーが消極的と指摘していた。岡田監督も監督が言ったことを忠実にやりすぎる。自分の哲学を持っていないとダメと指摘していたが、森保監督は確固たるベースを持った上での柔軟性は弱点ではなく武器だと語った。カタールW杯のドイツ戦では臨機応変に戦える選手と交代したことで逆転勝ちした。