まず最初に訪れたのは岡田記念館。約4000坪の敷地内には代官屋敷があり、中を見学することができる。岡田家は日光例幣使をもてなしていた。日光例幣使とは日光東照宮へ幣帛を届けるため京都から約570キロの道のりを移動していた。岡田家には日光例幣使に関するものが残っている。日光例幣使をもてなしたお膳、金の蒔絵を施した漆塗りの器などがある。例幣使は公家が多かったため盛大にもてなしたのだという。日光例幣使の来訪の記録した文献も見せていただいた。これは江戸時代後期の記録。徳川家寄贈の燭台、名刀・備前長船などお宝がたくさん。戦国時代に足軽が身につけていた武具、駕籠なども見せていただいた。激しく駕籠をゆすって転げ落ち、金品を要求したことが「ゆすり」の語源になったと言われている。
住所: 栃木県栃木市嘉右衛門町1-12