小泉農林水産大臣は6月上旬に備蓄米を5kg2000円で店頭に並べると表明している。備蓄米はこれまで集荷業者が落札した後、卸を通じて小売店に渡っていたが、それを随意契約にすることで小売店などに直接安く早く売り渡せるようにする。今回新たに2000円で店頭に並ぶ備蓄米は2022年度産、2021年度産の古古米と古古古米。対象は自社で精米を行える大手の小売業者や、ネット販売などが挙げられている。現在既に流通している備蓄米に追加して早ければ来週にも店頭に並ぶ2000円の備蓄米について専門家は複数のコメ価格が混在する可能性を指摘する。新米を作る農家は安い備蓄米が市場に入ってくることに不安を感じている。小泉大臣は今日、具体的な契約について手続きを公示するとしている。