先週の値下がり銘柄ランキングを紹介(対象:TOPIX500)。6位「三菱伊勢丹ホールディングス」は、三越伊勢丹の11月売上高が前年同月に比べ10%増えたうえ、4日に政府が中国人向けのビザの発給要件を緩和する報道が入ったことでインバウンド消費拡大への期待から株価が急進した。1位「フジクラ」について岩井コスモ証券・林卓郎は、「データセンター向けの光関連製品の好調を支えに今期2度目の大幅上方修正を発表し、東証プライム首位の上昇率を誇る。足元でも好業績や中期成長力を評価したアナリストの強気リポートが相次ぎ人気が高まっている。同業の古河電工とともに年末を控え、今年の”活躍株”として再び注目を集めている。」と語った。さらに、今週の相場展開について、「日米とも来週に金融政策決定会合を控え、上値の重さは残るとみられるが、景気、企業業績への期待は簡単には途切れないとみられ、年末株高が意識されると考える。今週発表の景気ウォッチャー調査や日銀短観などで国内景気の持ち直しが確認されれば、早期4万円トライの可能性もあると思う」とコメントした。