千島海溝、日本海校、南海トラフなど巨大地震や津波のリスクが各地で指摘され多くの犠牲者が出ることも想定されている。災害からの避難は原則徒歩となっている。自動車の渋滞による避難の遅れや緊急車両の妨げになることを避けることが理由。しかし高齢化により徒歩での避難が難しい人が増加している。そのため自動車での避難の必要性が議論されている。岩手県では最新の被害想定で最大17m超の津波が地震から約40分で到達するとされている。東日本大震災で1800人超が死亡した陸前高田市では高齢化率が40%余りで徒歩での避難が難しく津波から逃げ切れない人がいると想定されている。陸前高田市防災課・中村良吉雄課長は自動車避難を市の避難計画に取り入れられるか検討している。
徒歩避難と自動車避難をどう組み合わせればいいのか。陸前高田市は東京大学に依頼し、自動車避難のシミュレーションに取り組んでいる。災害で道路が通行できなくなるなど状況が変化した時、自動車避難でどんなリスクが起こるのか繰り返し検証。橋が渡れない時の交通量の検証や歩行者がいる時の歩行者避難への検証。徒歩避難と自動車避難の最適なバランスを目指す。東京大学加藤考明教授は「シミュレーションは全国どこの自治体でも有効」と話した。
徒歩避難と自動車避難をどう組み合わせればいいのか。陸前高田市は東京大学に依頼し、自動車避難のシミュレーションに取り組んでいる。災害で道路が通行できなくなるなど状況が変化した時、自動車避難でどんなリスクが起こるのか繰り返し検証。橋が渡れない時の交通量の検証や歩行者がいる時の歩行者避難への検証。徒歩避難と自動車避難の最適なバランスを目指す。東京大学加藤考明教授は「シミュレーションは全国どこの自治体でも有効」と話した。
住所: 岩手県盛岡市内丸10-1