今日群馬県を訪れた岸田首相は駅に設けられたマイナンバーカードに関する相談所を視察した。政府は来年秋に今の保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化する方針を当面維持する方向で調整している。一方、国民の不安払拭を図る対応策を検討しており、その案を纏めた。政府案としては「今の保険証を廃止後もマイナ保険証を持っていない人が確実に必要な医療を受けられるようにするため、今後保険証のかわりに交付する”資格確認書”の運用方針を見直す」としている。具体的には「原則、本人の申請に基づき交付するルールを改め、申請を待たずに対象者全てに職権で交付する」としている。また、一旦マイナ保険証取得後も希望すれば利用登録解除後に「資格確認書」を持つことを選べるようにするとしている。更に一年としている有効期間の上限を5年に延ばし、期間は健康保険を運営する組合が設定するとしている。また、更新に必要な手続きの負担を軽減することも盛り込まれている。総理は明日関係大臣から報告を受け、夕方に会見を開くことにしている。