マイナンバーを巡る問題を受け、政府は今日午後に総点検の中間報告を公表するとしている。関係者によると、中間報告では「マイナ保険証」で他人の情報が登録されたとみられるケースが、新たに1000件前後あることが判明した。これまで同様の誤りは7372件確認されていて、誤登録が原因で他人に情報を閲覧されたケースが10件確認されている。また共済年金については、点検した510万件のうち、118件でマイナンバーの紐付け誤りが判明したとのこと。いずれも正しいマイナンバーに修正し、年金支給額に影響がないことを確認済みだとしている。さらに障害者手帳情報との紐付け作業では、調査した237の自治体のうち、50の自治体では適切な方法で個人を特定していなかったことが新たに分かった。政府は紐付けの正確性が強く懸念されるとして、障害者手帳については全ての自治体を今年秋までの個別データ総点検の対象とする方針だという。この他総点検本部では、岸田総理が再発防止策についても関係閣僚らに指示することになっているという。