きょう、訪問先の富山県で、岸田首相は取材に応じ、人事について、スケジュールは決まっていないなどとしたが、政府・与党関係者によると、来月中旬にも、内閣改造と自民党役員人事を行う方向で検討を進めているという。来月中旬には、ASEANなどの首脳会議に出席する予定で、帰国後に人事を行う案を軸に調整している。人事を通じて、態勢を立て直しを図り、政権浮揚につなげるとともに、衆院選なども見据え、求心力を維持する狙いがあるとみられる。麻生副総裁などを続投させるか、どの程度の規模で行われるかが焦点となる。公明党が引き続き求めている国交相のポストや、入閣経験のない議員の処遇などを含め、本格的に検討することにしている。