国会記者開館から中継。野党第一党・立憲民主党は先ほど安住国対委員長が記者団に対し「内閣不信任決議案を提出する準備は整えている」と語った。岸田総理はけさ、「信じるところに従って粛々と対応する」と述べ、否決するか解散総選挙に踏み切るかは明言しなかった。ただ、与党側は提出されれば反対多数で否決する考え。岸田総理は明日、松野官房長官・西村経済産業大臣ら安倍派の閣僚4人と副大臣の合計9人を交代させる方針。当初交代させる予定だった安倍派の政務官6人については安倍派への配慮から交代を見送る方針。岸田総理はきょうの夜にこうした方針について記者会見で説明する。閣僚の後任については、安倍派以外の閣僚経験者のベテランを中心に検討されている。松野官房長官の後任に名前が上がるのは岸田派の林前外務大臣を中心に田村元厚生労働大臣、森山派・森山総務会長をつける案も浮上している。党内基盤の弱い岸田総理のため、党内の各派閥に気を使うことで政権を維持してきた。自民党議員の約4人に1人が所属する第一派閥である安倍派の意向を無視して的に回せないことから、政務官などの交代はしないこととしたと思われる。