官邸地下の危機管理センターにはミサイル発射の一報を受けて、緊急参集チームのメンバーが招集され、情報収集や集約にあたっている。岸田首相は先程官邸に入った。現状、被害の報告はないこと、これから集まっている情報について報告を受けた上で、NSCの閣僚会合を開き、今後の対応を協議すると説明した。防衛省は北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるものが発射されたと発表した。防衛省関係者によると、北朝鮮から発射された弾道ミサイルの可能性があるものは通常より角度をつけて打ち上げるロフテッド軌道で発射された可能性があり、午前8時40分現在、飛行を続けているとみられるという。防衛省が日本への影響がないか情報の収集をすすめている。弾道ミサイルは日本のEEZの外側の日本海に落下するとみられる。韓国のキム・テヒョ国家安保室第1次長、米韓両国による核協議グループの会合に出席するためアメリカを訪問した際に、韓国メディアに対し北朝鮮が今月中にもICBMを発射する可能性があると述べていた。北朝鮮は11月21日に軍事偵察衛星を打ち上げ、その翌日にも弾道ミサイルを発射した。