内閣府は、基礎的財政収支について最新の試算を示した。基礎的財政収支は政策にあてる経費を、税収などでどれだけ賄えるかを示す指標のことをいう。成長率が実質・名目年間0%台半ば程度なら、2兆6000億円程度の赤字となるとしている。また、実質2%程度、名目3%程度でも1兆1000億円程度の赤字になるという。内閣府は、2025年度の黒字化が視野に入るという見通しを維持するという。また、政府が新年度に策定を目指す中期的な財政フレームの中でも、財政健全化の道筋を示せるかが問われることになるという。岸田総理は、人口減少や少子高齢化を解決し、経済成長につなげる方策を、今年の骨太の方針に向け取りまとめるよう指示をした。