菅前総理大臣が政治とカネを巡る問題での岸田総理大臣の対応を批判し自民党総裁選挙で刷新感を示す重要性に言及したことについて林官房長官は「コメントを控える」としたうえで政権として国内外の課題で結果を出していく考えを強調した。菅前総理大臣は昨夜出演したオンライン番組で政治とカネを巡る問題に関連し「岸田総理大臣自身が責任を取っておらず、不信感を持つ国民は多い」と述べたうえで「ことし秋までに行われる総裁選挙で党勢回復に向けて刷新感を示すことが重要だ」という考えを示した。これについて林官房長官は記者団から「事実上の退陣要求とも受け取れる発言だが」と受け止めを問われたのに対し「個々の発言について政府としてコメントすることは控えたい」と述べた。