自民党・茂木幹事長は今夜、菅前総理と会食。このあと茂木幹事長は記者団に「日本の将来について、とてもよい話ができた」と述べた。林官房長官は、同年代の議員らと会合を開いた。総裁選挙に向けては、夜会合の場で探り合ったりもするので、どういったやり取りが交わされたのか注目。10人以上の名前が挙がる異例の状況。これまでは、派閥ごとに支援する候補者を決めたりしていたが、派閥がなくなったことで、同じ派閥の出身者や、政治信条が近い議員どうしの競争というものが起きている。例えば、旧岸田派は、林官房長が立候補に意欲を示している。旧岸田派は1回休みで、林官房長はその次を目指せばいいという声も出ているが、経験が豊富で、すぐに任せられるという声もある。上川外務大臣は、旧岸田派の幹部を務めてベテラン議員らを頼ることはしない考え。推薦人の確保が課題だが、親交のある議員を中心に、支援を働きかけている。旧茂木派は、派閥のトップだった茂木幹事長に加えて、加藤元官房長官も意欲を示した。総理総裁に安定感を求める議員らに働きかけて、立候補に向けた環境を整えたい考え。かつて石破が率いた派閥に所属していた齋藤経済産業大臣は、政策に明るく、期待する声もあるが、推薦人をどう確保するかが課題。高市経済安保大臣は、前回は安倍元総理から全面的な支援を受けたが、保守という点では、小林前経済安保大臣と支持層が重なるのではないかという指摘も出ている。野田元総務大臣は、女性初の総理を目指すと公言していて、現在も近い議員と連絡を取り合っている。