実質的には次の総理大臣選ぶ自民党総裁選挙の投開票が行われ、新たな総裁に石破元幹事長が選ばれた。今の仕組みのもと過去最多となる9人が立候補した今回の総裁選挙。自民党の政治資金パーティーを巡る問題を受け、ほとんどの派閥が解散を決める中、行われ、混戦のまま投開票日を迎える異例の展開になった。各陣営の最後の追い込みは投票直前まで続いた。きのうは候補者自身が二階元幹事長や麻生副総裁ら有力議員と相次いで面会。旧派閥単位で会合が相次ぎ、まとまった投票行動を模索する動きも。投票の依頼は決選投票に残るのが難しいとみられる陣営にまで及び、引き剥がし合戦の様相も呈した。決選投票は国会議員の1人1票と各都道府県連に1票ずつ割りふられた47票の合わせて415票で争われた。石破の地元・鳥取では妻・佳子さんも行方を見守った。早期の衆議院の解散総選挙も取り沙汰される中、新総裁の今後の政権運営が注目される。