全国各地で盛り上がりを見せる激辛グルメ。埼玉・川口市で行われた激辛グルメのイベントではブート・ジョロキアを盛り込んだ麻婆豆腐やキャロライナ・リーパーを使った餃子などを紹介。ここ30年、世界中でとうがらしの開発競争は激しさを増している。きっかけは1994年に在来種のハバネロがギネス世界一に認定されたことだった。2023年、世界一の辛さを更新したのが「ペッパーX」。開発したのはエド・カリーさん。開発に11年かかったという。新しい激辛の品種が生まれたとなると、メーカー、食品業者は、いち早くそれを取り入れて「うちのは他より辛い」とアピールすることができるので、もっと辛い品種を望んでいる。竹内僚さんは日本でキャロライナ・リーパーなど激辛とうがらしを栽培している。農薬はいらず、獣害の心配もないが、加工が難しいという。粉末にするのは完全防備にしないといけない。カメラマンは痛みに耐えきれず取材を中断してしまった。粉末は1kg、3~5万円で取引されている。竹内僚さんは2007年に脱サラしてとうがらし栽培をはじめた。