2024年11月2日放送 18:05 - 18:34 NHK総合

所さん! 事件ですよ
所さん!事件ですよ 辛みは地球を救う!? 世界イチの“激辛とうがらし”

出演者
木村佳乃 所ジョージ ホルコムジャック和馬 金成姫 高木ひとみ○(ぽんぽこ) 杉山立志 
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ギネス世界記録に認定 世界イチの”激辛とうがらし”

ギネス世界記録に2023年8月新たに認定されたのが世界一からいとうがらし。鷹の爪の50倍以上の激辛。いま、とうがらしは世界的ブーム、市場規模は2023年7060億円に達し2030年には9000億円にまで拡大すると予測されている。小さな村に、とうがらし好きが押し寄せるスイーツがあるという。

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ギネス世界記録
とうがらしが村の救世主に!?地獄級の”激辛スイーツ”

福島・平田村は人口わずか6000人。辛いもの大好きな高木ひとみ○が福島・平田村にある道の駅を訪れた。案内してくれるのは道の駅駅長の高野哲也さん。激辛スイーツはハバネロソフトクリーム。辛さは初級、上級、地獄級の3種類。地獄級を注文する人は何が起きても自己責任という念書を書くことが条件。高木ひとみ○が地獄級に挑戦しギブアップした。完食率は3.7%だという。全国の辛いもの好きに火をつけ、年間15万人が訪れるまでになっている。開発のきっかけは、農家のおばあちゃん、遠藤巳重子さんの勘違いだった。遠藤さんは可愛いトマトと勘違いしたという。作り始めたのは2012年。原発事故の風評被害で野菜がまったく売れなくなった。そこでハバネロに目をつけ、激辛商品を生み出した。生産量も150kgから3tまで増えた。

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ハバネロハバネロソフト平田村(福島)生地獄カレー
医療薬や化粧品にも”激辛とうがらし”

ハーバード大学はとうがらしが、医療用の麻酔としての可能性を秘めていると発表。化粧品でもとうがらしの成分を配合したリップが唇の血行を促進させ、ボリューム感を演出するとして大人気。

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とうがらしハーバード大学
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

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辛味は地球を救う!?”激辛とうがらし”開発競争

とうがらしの成分を配合したリップは唇の血行を促進させ、ボリューム感を演出するとして大人気。そのほか腹巻きや手袋、入浴剤、温湿布にもとうがらしが使われている。とうがらしで辛いのは隔壁と呼ばれている仕切りだという。

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とうがらしハーバード大学
開発競争が勃発!!世界イチの”激辛とうがらし”

全国各地で盛り上がりを見せる激辛グルメ。埼玉・川口市で行われた激辛グルメのイベントではブート・ジョロキアを盛り込んだ麻婆豆腐やキャロライナ・リーパーを使った餃子などを紹介。ここ30年、世界中でとうがらしの開発競争は激しさを増している。きっかけは1994年に在来種のハバネロがギネス世界一に認定されたことだった。2023年、世界一の辛さを更新したのが「ペッパーX」。開発したのはエド・カリーさん。開発に11年かかったという。新しい激辛の品種が生まれたとなると、メーカー、食品業者は、いち早くそれを取り入れて「うちのは他より辛い」とアピールすることができるので、もっと辛い品種を望んでいる。竹内僚さんは日本でキャロライナ・リーパーなど激辛とうがらしを栽培している。農薬はいらず、獣害の心配もないが、加工が難しいという。粉末にするのは完全防備にしないといけない。カメラマンは痛みに耐えきれず取材を中断してしまった。粉末は1kg、3~5万円で取引されている。竹内僚さんは2007年に脱サラしてとうがらし栽培をはじめた。

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キャロライナ・リーパーサウスカロライナ州(アメリカ)ドナルド・ジョン・トランプハバネロブート・ジョロキアペッパーX川口市(埼玉)

世界のとうがらし開発競争をまとめて紹介。ここ30年間で世界一辛いとうがらしは8回塗り替えられている。スタジオでキャロライナ・リーパーが登場した。リーパーは死神を意味している。高木ひとみ○がキャロライナ・リーパーの粉末を味見した。

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SBカプマックスキャロライナ・リーパーハバネロ
辛いのが得意?不得意?カギを握る”◯◯◯◯◯”

辛さは味覚ではなく痛み。塩味や甘味などの味覚は舌の表面の味蕾と呼ばれる基幹を通り脳に伝わる。辛みは辛みセンサーでキャッチされ、味覚とは別の神経によって痛みとして脳に繋がる。辛いのが得意な人は辛みセンサーの数が少ない。

辛いのが得意?不得意?カギを握る”辛みセンサー”/”辛みセンサー”で画期的な麻酔薬!?

辛いものを食べると汗をかくのは、体が緊急事態として反応している。辛みによるダメージが脳内で痛みを和らげる快楽ホルモン「βエンドルフィン」を分泌。そのため幸福感が得られるという。辛みセンサーの発見は、麻酔につかえると考えられている。辛みセンサーは全身の感覚神経にある。従来の麻酔は運動神経も麻痺させるが、新たな麻酔の場合、感覚神経の入口となる辛みセンサーの機能を阻害させることで痛みを感じなくさせることができるという。

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βエンドルフィン
辛みは地球を救う!?”とうがらし”でクマを撃退

秋田・横手市にあるぶどう農園を訪れた。農園の周りの柵と杭にはとうがらしが練り込まれている。これを設置してからクマが来なくなった。開発したのは横手市が出資する木材加工会社。木片をとうがらし成分を染み込ませたアルコールに漬け込む。アルコールが気化するとき、とうがらし成分が拡散するので広範囲に効き目がでる。野田龍さんらは動物園の協力を得て、クマにわさび、ミントなど20種の材料を木片に染み込ませ検証した。とうがらし以外は興味を示したが、とうがらしだけは、首をふりくしゃみをし、木片に近寄らなくなった。

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横手市(秋田)

とうがらしは辛くなった理由は哺乳類に食べられたくなかったからだという。

(エンディング)
次回予告

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