溝の口駅前で出会ったのは7年前に女性になったキャサリンさん(64歳)。戸籍上も女性でトイレや温泉は女子用を使う。現在は年金ぐらしで以前はITエンジニアだった。タクシー代を支払う代わりに家までついて行った。推定距離は3.1km、料金は1,500円だった。築45年の2DK。ウィッグが30個以上あった。最近は太ったのでワンピースが多い。ミニスカートをはいていた以前の写真を見せてくれた。照明はシャンデリア。ベルサイユ宮殿をイメージしているという。男性時代の写真も見せてもらった。身長177cmのイケメンで友人には「この頃出会ってたらアタックしてた」と言われるという。何人も告白されたが、付き合ったのは1人。男女の関係を求める欲求がなかったという。現在は86歳の彼氏がいる。スナックに週3~4で通ってカラオケをする。十八番「ふりむかないで」を歌ってくれた。クロークルームには服が200~300着あった。小学生の頃からスカートをはきたくて、化粧にも興味があったが、家族には打ち明けていなかった。40代になり自分が性同一性障がいだと知った。女性になった後の苦悩を語ってくれた。周りから女性と思われなくても「私は女だ」と自分で思えればいいと感じるようになったという。
前回の取材から3ヵ月後、キャサリンさんの彼氏・森本さん(87歳)の自宅を訪ねた。
前回の取材から3ヵ月後、キャサリンさんの彼氏・森本さん(87歳)の自宅を訪ねた。
