新潟・糸魚川市市野々はかつて約40戸あった集落も通年で暮らす住民は1世帯2人のみという限界集落。この集落が一村貸しの舞台「宿屋 堂道」。築200年の古民家を拠点に田植えや稲刈り、雪かきなど集落での生活を丸ごと体験できる。「一村貸し」を始めた永田伊吹さんは東京で建築家として働いていたが、地域おこし協力隊として糸魚川市に移住してきた。湧き水は糸魚川の酒蔵でも仕込み水として使用される名水。この日、集落を丸ごと貸し切ったのは7名の男女。藤嶋裕貴さんは家での仕事が多く、自然を味わいに来たという。集落で欠かせない人物が約80年この土地に住む齊藤義昭さん。宿泊客は集落の話を聞きながら散策できる。夕食は糸魚川産の野菜や魚、市野々で収穫されたお米を使用。一村貸しによる参加者との交流は齊藤さんも笑顔にする。永田さんは過疎化で築200年以上の古民家が無くなっていくのを目の当たりにし、市野々集落を残したいと一村貸しというアイデアにたどり着いた。
