コロンビア大統領選の決選投票が21日に行われる。“ミニトランプ”とも呼ばれるデラエスプリエジャ氏は麻薬カルテルの資金源を断つためにコカ栽培地への除草剤を空中散布や、麻薬カルテルへの軍事的攻撃などの強硬策を掲げている。その政策には懸念も指摘されている。帝京大学外国語学部・千代勇一准教授によると、除草剤の散布はコカの葉を一時的になくすことはできるが、また植えれば1年以内に収穫できるようになってしまうという。また、コカ栽培に手を出してしまう農民は政府の支援が行き届いていない地域に暮らす人々。インフラや貧困など格差問題を解決しなければ根本的な解決は難しいという。さらに、生活手段を失った農民たちが食べていけなくなって国内避難民になり、中にはやむを得ず武装組織に入る人もいるかもしれない。強硬策がさらなる混乱を招く可能性があるという。
