帝国データバンクの調べによると、今年1月から6月までの酪農業の倒産件数が4年ぶりにゼロになった。去年の倒産件数は8件。一時は「生産するだけで赤字」とも言われていた酪農業。ウクライナ侵攻による飼料価格の高騰、電気代や人件費など急激なコスト高などの原因から厳しい状況が続いていた。国産牛乳が入手困難「酪農危機」の懸念もあったが復活。1つ目のポイントは、コスト削減。高騰している飼料を自前で調達し輸入に頼らなくなった。もう1つの要因は、生乳買取価格が複数回引き上げられたこと。酪農を生かした新事業として、排せつ物を利用したバイオマス発電の取り組みも行われている。農水省によると、共同で取り組む自治体などもあるという。寄せられた視聴者のコメントを紹介した。