北海道・幌延町の幌延深地層研究センターで先月21日、ゴンドラに揺られ5分で地下500メートルの坑道が公開された。目に飛び込んできたのは紅白の横断幕。地下500メートルは札幌のテレビ塔の高さの3.5倍。いわゆる核のゴミは地下300メートル以上で処分するのが国の方針。製造直後は高い放射線を放ち、近づく人の命を20秒で奪う核のゴミ。実際の深い地層で確認・研究するのがセンターの役割。坑道の高さを幅は約5m。完成した坑道の長さは約200m。幌延深地層研究センターの雑賀敦室長は、掘削の影響が残っている場所でも実際に地層処分が可能か研究しているなどと説明した。万が一放射性物質が漏れ出た場合、どのように広がるかを調査するため、地下350メートル地点と合わせて地質の調査が行われる。坑道への放射性廃棄物の持ち込みは認められていない。また深さに応じて4台の地震計が置かれているが、揺れは地表に比べ深くなるほど小さくなるという。センターは3年後の2029年3月末までで研究が終わると施設は埋め戻されることになっている。
