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「平凡」 のテレビ露出情報

天空橋駅(羽田空港の隣駅)前で出会ったのは、ちえさん(74歳)。50歳と46歳の娘がいるという。歩いて自宅に到着。持ち家で築43年の4DK。ふすまはキティちゃん。自分で張り替えたという。飾ってある人形も手作り。崎陽軒の包装紙など6年前に亡くなった夫・たけひこさん(享年74)へのお供物を利用している。冷蔵庫を見せてもらうと、いつも煮て食べている「ひじき」、黒豆納豆などが入っていた。冷凍庫には全粒粉パン。夫の健康に気を使っていたという。ちえさんは箸置きが趣味でたくさん持っていた。5月は鯉のぼり、夏はきゅうりの箸置きを使っている。夫は教習所の指導員だった。帰りの電車が一緒で話すようになり交際が始まった。夫の宝物だという雑誌「平凡」を見せてくれた。田原俊彦が教習所に通った際に指導したのがたけひこさん。その様子が掲載された。ちえさんは三浦友和が好きだったという。夫は優しい人で料理に失敗しても「いいよ」と言うなど何でも許してくれた。喧嘩することもあったが、忘れてしまうぐらい良くしてもらった。娘もパパが大好きだった。幼稚園の遠足は会社を休んで行ってくれた。夫のセーターは全てちえさんの手編み。背広の下に着て出勤していた。ちえさんは夫の笑顔が見たくて40年毎日お見送りしていた。定年退職後は好きなカメラで写真をたくさん撮ってくれた。写真から作ったうちわを見せてくれた。背中が痛いと言うので近くの病院へ行ったら、大動脈解離だった。集中治療室に2ヵ月入り、最後はちえさんが到着してしばらくしてから息を引き取った。エレクトーン、ママさんバレー、絵画、手話、折り紙教室など色々やらせてくれたので、生きてる事に飽きは来ないという。取材から2年後に再びちえさんを訪ねると、76歳で英語の勉強をスタートしていた。80歳までに英検3級合格が目下の夢だという。

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