1大会で2つの金メダルを獲得した高木菜那は妹・美帆に対する想いがあったから勝てたと語る。菜那は小学5年生で全国大会総合1位、その後も美帆と共に数々の大会で優勝を飾った。しかし先に五輪出場したのは美帆だった。中学3年でバンクーバーオリンピック出場を決めた美帆は日本スピードスケート史上最年少出場者として一躍時の人になった。そしてソチオリンピックで菜那も初出場。2018年平昌オリンピック。パシュートで日本史上初の姉妹で金メダリストとなった。さらに個人種目では五輪初採用のマススタートで初代女王に輝いた。菜那は個人種目ではライバルなので「一緒にオリンピックに出よう」とは絶対に言えなかったという。美帆は小学生の頃から実力者で常に負けていた。妹の五輪出場にはかなり精神にきたが、平昌オリンピックで見事栄光を手にした。