個人保有の金融資産が3月末時点で過去最高の2043兆円となった。株価上昇などが主な要因。証券の街、東京・日本橋兜町。株価などが上がる中で皆さんの資産はどう変化しているのか、街で話を聞くと「去年の暮れから1割くらいもうかった、銀行に積んでおくよりいい」「日本株はほぼやっていない。自身の生活に影響はない」「全然取引もなかった客から問い合わせがあったり」などの声が聞かれた。都内に住む渡辺幹夫さん。長年金融機関に勤務し、資産運用などの業務を担当してきた。退職後は個人で株式への投資を行っている。今後については「成功体験をした人が増えていく、そんな中で株式投資はしたほうが得だというムードが醸成されていく。そうした中で株価は上昇していく」など予想。日銀が3カ月ごとに発表する資金循環統計によると個人が保有する預金や株式などの金融資産は今年3月末の時点で去年同時期よりも1.1%増加して、2043兆円になった。2000兆円を超えるのは6期連続で過去最高を更新した。その内訳、現金・預金は1107兆円と全体の半分以上。また、株式などが226兆円と増えた。株価の上昇傾向は今年3月末以降も続いていて日銀はそれらを背景に金融資産を押し上げる可能性があるという。この株価の上昇専門家は年金にも良い影響を与えるとしている。今後企業に求められることについては「魅力的な商品やサービスを出しもうけて賃上げに結びつけるモデルが求められる」など指摘。
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URL: http://www.gpif.go.jp/
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