青木さんのきょうの経済視点は『過剰貯蓄の上方修正』。青木さんは「最近、一番驚いたアメリカのデータが過剰貯蓄の上方修正。アメリカがコロナ以降に貯めた家計の貯蓄が底をつくと、そうすると景気の悪化が鮮明と言われていたが9月のGDPの改定があり、コロナ以降の個人の貯蓄率が上方修正された。過剰貯蓄が2.4兆ドルから足元でまだ1.4兆ドル残っているという結果になった。これだけ家計の過剰貯蓄が残っているということは消費の底堅さが示されることにもなりますし、ショックに対する耐性があるということで景気後退リスクは下がった。景気が底堅いということは利下げには距離があるのかなと思う」などと述べた。井出さんのきょうの経済視点は『20%→0.25%』。井出さんは「先週、日本取引所グループがTOPIXから439銘柄を除外することを発表した。理由は流通時価総額が100億円に満たないとかそういうこと。銘柄数でいうと2150銘柄ある。20%ほど減るが構成比では0.25%でしかない。TOPIX指数の中身はほとんど変わらない。株価指数は2つの役割があって、1つは市場全体の動きを示す。もう1つは運用指標。TOPIXの改善余地はあるがやるかどうかは日本取引所次第、投資家ができることとして運用のベンチマークをTOPIXからプライム150へ移すなど新しい指数に切り替えるのも検討に値する」などと述べた。
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