梅雨を前に能登半島地震で壊れた排水路の応急復旧工事が氷見市で急ピッチで進められている。氷見市幸町を流れる幅が1メートル70センチほどの市道沿いの排水路は能登半島地震による液状化で水路の底から泥が吹き出し、底のコンクリートが割れたためおよそ160メートルにわたり雨水が流れにくくなっている。こうした状況の中、梅雨が近づいているため市は雨の日が続くと雨水を排水しきれず内水氾濫のリスクが高まるとして先月から応急復旧の工事を進めている。排水路は側面のコンクリートも倒れかかっていることから、金属の棒で倒壊を抑えるなど対策が行われていて、市は今月中旬にも応急復旧の工事を終えたいとしている。