今年で原爆投下から80年。きのう行われた広島の平和記念式典には初めて参列するパレスチナや台湾をはじめ、過去最多120の国と地域が出席。湯崎英彦広島県知事は「核抑止がますます重要だと声高に叫ぶ人たちがいる。しかし本当にそうなのでしょうか。抑止力とは武力の均衡のみを指すものではなく、ソフトパワーや外交を含む広い概念であるはず。仮に破れても人類が存続可能になるよう、抑止力から『核』という要素を取り除かなければならない」と述べた。広島から世界に発信された核兵器廃絶へのメッセージ。アメリカ出身のローマ教皇・レオ14世は広島への原爆投下から80年が経ったことを受け、「年月は過ぎてもこの悲劇的な出来事は戦争、特に核兵器による破壊に対する普遍的な計画をなしている。強い緊張と流血の紛争に覆われた今日の世界で、相互破壊の脅威に基づく幻想に過ぎない安全保障が法的な手段、対話の実践、兄弟愛における信頼に道を譲ることを祈る」と語った。核なき世界が求められる一方、世界に広がる核抑止力拡大の動きを私たちはどう考えるべきか。
住所: 広島県広島市中区白島北町19-2
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