男性は女性のスカートの中を盗撮しようとした疑いで去年逮捕された。盗撮での逮捕は3回目で起訴され裁判を受けた。男性の弁護を担当した弁護士によると、負の連鎖を断ち切るには司法だけでは十分ではない。男性を支援した社会福祉士によると、犯罪を繰り返す背景に依存症があると考えた。男性は依存症の精神障害と診断された。社会福祉士は男性が社会復帰できるよう支援計画書を作成した。弁護士は計画書を裁判所に提出し社会福祉士は裁判で証人として出廷し男性には立ち直る意志がある証言した。裁判所は男性に執行猶予のついた判決を言い渡した。男性は計画書に沿って医療機関だけでなく依存症を抱えた人たちによる自助グループの集まりにも参加した。司法と福祉の連携推進へ弁護士会・社会福祉士会・精神保健福祉協会の間で協定が結ばれた。