総理官邸より中継。ウクライナ侵攻から3年目に入り、支援疲れも広がる中で、G7としていかにウクライナ支援継続を打ち出せるかが焦点である。サミット初日はゼレンスキー大統領をゲストに招き、ウクライナ復興を支援するための新たな基金の創設を打ち出す。政府関係者によると、米国は8兆円近く拠出する意向で、返済にはロシアの凍結資産の利益も活用する。一方、今回のサミットのメインテーマは「移民問題」である。政府関係者は「首脳たちの関心をいかに中国をめぐる問題にも向けられるかがポイント」だと話している。政治資金をめぐる問題で苦境が続く岸田総理としては、得意とする外交で成果をだして支持率の回復につなげたいところである。