野球部内の暴力行為をめぐって夏の甲子園を途中辞退した広陵高校はきょう、中井哲之監督の交代を発表。中井監督は甲子園通算41勝、春のセンバツではチームを2度の全国制覇に導き、多くのプロ野球選手も育てた。今年1月、当時1年生だった部員が複数の2年生から暴力を振るわれていたことや中井監督やコーチから暴力や暴言を受けたとの別情報がSNS上で拡散された。甲子園辞退決定後、学校側は「当面指導から離れてもらう」としていたが、10日あまりで監督交代を決定。中井監督の息子の中井惇一部長も交代するという。学校は1年生と2年生の全野球部員にアンケートを実施し、暴力などの問題がないことを確認。来春のセンバツ大会に向けて、あさってから始まる地区予選に出場予定だ。